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読んでみました

 投稿者:水瓶座  投稿日:2005年 5月 2日(月)23時34分51秒
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  遅ればせながら、この本を読んでみました。正直、私の単純な脳には、かなり難解な対談でした。この本をサラッと読んで「理解できた」という人は、相当頭の良い人だなという気がします。おそらく、茂木さんより養老ワールドから入った人の方がわかりやすい本なのでしょうね。今も、私の頭の中は「都市、人工物、手入れ、自然、りんご、言葉、アメリカ、内外、原理主義、いるいない、虫、かけら、ネイティヴィ、暴力、お金、資源、業界、脳化社会・・・」などという言葉が駆け巡っています。ただ、世界の動きを見ると、出版当初より今読んだ方が、非常に示唆的な話も多く含まれている気がします。
 例えば、私は野球が好きなのですが、アメリカで勝負したいという若者が多い現状があります。彼等は、ハイレベルで高質のクオリア体験を得たい、と考えてアメリカというフィールドを選ぶ。そのベースボールという文脈の中で、言語がわからなくても、特別な能力があれば、ネイティヴィと同じように受け入れられるのか。ネイティヴィになり得るのか。それは、これから先、日本のネイティヴィにどんな影響をもたらすのか、なんて考えました。教授の人達の世界においても、青色ダイオードの中村修二教授は、アメリカの自由について、いつも言及されます。では、アメリカの一面、自由に見える世界と、この本の中にある暴力は何処でつながるのか。本当に、茂木さんには中村さんの言われる意味でのアメリカへの憧れは、全くないのでしょうか。そして、この本の底流に流れている思想は何なのか。全ての偏見を取っ払って、ありのままの現実を直視しようということなのでしょうか。自然を手入れしながら、人間が自然と共存していくとしても、自然を手入れしきれなくなったら地球はどうなるのか。茂木さんは、二百年後、三百年後の地球を思い描けるでしょうか。自然と共存できているでしょうか。
 しかし、中村教授にしても、ノーベル賞の小柴氏、そして、養老さんや茂木さんには、何処かに共通する部分がある気もします。非常にハイレベルで知的な不良少年のような気配とでもいえばいいのか。結局、ある意味、茂木さんが本の最後に養老さんに贈った「覚悟の人」という言葉と共通する部分があるのかもしれないですね。
 

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